デグーが牧草を食べない時の対処法

デグーを飼育する上では、牧草をきちんと食べさせることがかなり重要になってきます。
しかし、牧草は嗜好性が高くないので食べてくれない個体もいます。

そのような個体に、牧草を食べさせる方法を紹介します。

何故牧草を食べないといけないのか?

デグーが牧草を食べなければいけない理由は、主に以下の2つです。

  • 不正咬合(歯の伸びすぎ)の防止
  • 腸内環境を整える

不正咬合の防止

ペレットは比較的簡単に砕けるため、前歯しか使わずに食べることができます。
しかし、牧草は固いため、奥歯(臼歯)を使ってきちんと咀嚼をする必要があります。
デグーは前歯だけでなく奥歯も一生伸び続ける性質があるため、牧草を食べないと自分の奥歯が自分の口内に突き刺さり、そこから雑菌が入って感染症を起こしてしまいます。

もしも牧草を食べない場合は、一生動物病院に通い続けて奥歯を削ってもらうしか方法がありません。

腸内環境を整える

牧草は繊維質が豊富で、腸内に溜まった毛などを引っ掛けて体外へと排出する働きがあります。
人間が食物繊維を摂らなければいけないのと全く同じ理屈ですね。

毛が腸に溜まれば腸閉塞を起こしてしまいますので、必ず一定量は食べさせたいところです。

牧草を食べさせる方法

前置きはここまでにして、以下よりデグーが牧草を食べない原因を紹介します。
1つ1つ確認して、改善策を実行してみて下さい。

ペレットの量が多すぎる

ペレットは食べるのに牧草は食べない場合、まず疑うのはペレットの量です。
デグーにとっては牧草よりもペレットの方が美味しいものらしく、ペレットだけお腹が満たされてしまうと牧草を食べなくなってしまいます。
理想のペレットの量は体重の5%前後です。
5%より多少少なくても大丈夫なので、ペレットの量を少なめにしてみてください。
お腹が空いたらつまんでもらうために、牧草は常に食べ放題の状態にしておきましょう。

香りが悪い

デグーにとって大切なのは香りです。
新鮮な牧草を購入し、開封すると牧草のいい匂いが感じられます。
お店に長く置いてある牧草や、開封してから長い時間が経つと牧草が劣化してしまうことがあります。
その場合は、電子レンジで牧草を数十秒間チンしてみて下さい。
劇的に香りが良くなります。

ケージ内が汚い

上記に関連して、ケージ内が汚いと牧草の香りが汚れの匂いに邪魔されて食いが悪くなります。
最後に掃除してから期間が空いている場合は一度ケージを丸洗いし、清潔な環境を作ってみましょう。

特に脱臭機などを使っている場合は、見落としやすいポイントです。
人間は臭いと感じなくても、ケージの汚れは溜まっています。
ケージの丸洗いは定期的に行いましょう。

牧草に飽きた、味が嫌い

  • 今まで食べていたのにいきなり牧草を食べなくなってしまった
  • お店では食べていたのにお迎えしてから牧草を食べない

上記のどちらかに当てはまる場合は、一度牧草の種類を変えてみましょう。
今まで食べていたのに食べなくなった場合は、同じ牧草をずっと食べていると飽きて食べなくなることがあります。
また、お店で食べていたのにお迎えしてから食べてくれないのはお店で与えられていた牧草と違うものを与えられ、びっくりして食べなくなっています。

チモシーが一般的なイネ科の牧草ですが、バミューダグラスクレイングラスも同じイネ科で、チモシーの代替品になります。
(クリックすると購入画面を表示します)

それでもダメな場合、少し割高ですがゴールドチモシーという牧草を使ってみましょう。

この牧草は嗜好性がかなり高く、食い付きが非常に良いです。
ゴールドチモシーは高いので、食いついてくれたら徐々に普通の牧草を混ぜて元に戻していきましょう。

元々牧草を与えられておらず、食べる習慣がない

このパターンが一番厄介です。
ペットショップでひまわりの種を与えられるなどハムスターと同じ育て方をされている場合、理想的な食生活に戻すことは至難の技です。
ひまわりの種などを一切与えず、牧草とペレットのみの飼育を徹底して行います。

しかし、多くの個体が食生活を元に戻せず、糖尿病などに罹患して短命に終わってしまいます。
デグーを選ぶときに、ハムスターと同じ育てられ方をしているお店では絶対にお迎えしてはいけません
適正飼育されているお店を探しましょう。

まとめ

牧草のイメージ牧草を食べてくれない場合は

  • 牧草を変えてみる
  • ペレットの量を確認する
  • ケージを清潔にする
  • 牧草をレンジでチンしてみる

以上を実行してみて下さい。
なお、牧草もペレットも両方食べない場合は病院へ連れて行って下さい。

関連記事

牧草の種類を解説しています。
イネ科の牧草はチモシー以外にも色々とありますので、是非参考にしてください!