レオパベビーの飼育のコツ

レオパをベビーから飼ってみたい!という人は多いと思います。
レオパに限らずベビーは何の生き物でも可愛らしく、うまく育てて自分の手で大きくなってくれた時の喜びは何事にも変えがたいと思います。

爬虫類のベビーは哺乳類のベビーより飼育の難易度は高めです。
(そのため、ベビーよりもアダルトの方が値段が高いことが多いのです)

今回は、レオパのベビーの飼育のコツをまとめます。
ベビーのお迎えを考えている方、お迎えた方、是非参考にしてください!

温度をしっかり管理する

レオパはどちらかというと高温や低温に強い生き物ですが、ベビーはアダルトより体力があるわけではありません。
ケージの中は高温部が30-32度程度、定温部が26-28度程度となるようにセットしてください。
そして、いかなる季節であろうともこの温度をキープして下さい

夏は冷房と底面ヒーター(温度勾配をつけるために使用)の併用をお勧めします。
とにかくベビーの時には温度に気を配って飼育してください。
いい環境を作ると人に慣れやすくなりますし、適温で飼育できると代謝が良くなりアダルトになった時の発色が良くなります。

床材はキッチンペーパーとペットシーツがおすすめ

ベビー飼育時ですが、床材はキッチンペーパーかペットシーツがだと思います。
ソイルやサンドは特に人工飼料を与えた際にくっついてしまい、誤飲の可能性が高いです。
(人間は食べ物を食べていて砂が入っていると感じたら吐き出せますが、爬虫類はそういうわけにはいきません)
ベビーはアダルトに比べて体が小さいため、誤飲した際に腸閉塞を起こしやすいです。
それに加えて新聞紙などは色が暗めのため、レオパの体が周りに溶け込もうとして黒ずんでしまいなすくなります。
そのため、色が明るく誤飲の可能性のないキッチンペーパーやペットシーツが一番お勧めです。

ハンドリングについて

レオパベビーのハンドリングベビーのレオパは非常に臆病です。
過度なハンドリングはストレスになりますので控えてください。
ハンドリングは掃除の時や体重を測る時、健康チェックをする時など最低限にとどめましょう。
手に乗せようとすると鳴いて威嚇してくるような個体でも、ストレスをかけずに飼育できるとアダルトになった時には難なくハンドリングができるようになるパターンが多いです。

餌について

摂餌するレオパベビー

給餌間隔

生後1ヶ月までは餌を毎日食べるだけ与えてください。
生後3ヶ月までは1~3日に1回与えてください。
活き餌を使う場合はダスティングするか、カルシウムパウダーをペットボトルのキャップなどに入れてケージに置くかして下さい。
ベビーの期間は体を作ることにエネルギーを使いますので、アダルトのような太さの尾にはなりませんが問題ありません。
しっかりと給餌しましょう。

人工飼料について

今後人工飼料で育てたい場合、ベビーのうちから慣らしておくとスムーズに食べてくれやすいです。
是非ベビーのうちに人工飼料を食べさせて、慣れさせておいて下さい。
この時に一種類のみを与えるのではなく、複数種類を与えて色々な人工飼料に慣らしてください
こうすることで飽きて特定の人工飼料を食べなくなった場合も他の餌への切り替えがスムーズに行えます。

なお、人工飼料を使用する場合は床材の誤飲に十分注意して下さい。
人工飼料は与える際に床材が付着しやすいので、砂やソイルは使わない方が安全です。

活き餌について

特に活き餌を使う際は大きさに注意してください。
ベビーは口が小さく、アダルトと同じサイズの餌は食べられません。
無理矢理大きい餌を与えると、最悪の場合顎が外れます。
与える餌は頭よりも一回り小さいくらいのサイズまでにしておくと安全です。

まとめ

とにかく、ストレスをかけずに育てましょう。

  • きちんとした温度を管理すること
  • 勾配をつけること
  • 適切な感覚で給餌すること
  • ハンドリングしすぎないこと

など、しっかりと守って飼育しましょう。

ベビーのうちにストレスをかけると大人になった時に黒ずむ個体もいます。
また、ベビーのうちは体を作る、とても大切な時期です。

気を抜かずに、基本に忠実に育てましょう。

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