デグーをお迎え前の準備と1週間目までの過ごし方を解説します。
ここの時期はいかにデグーのストレスを軽減できるかが勝負になります。
デグーに余分なストレスを与えず、十分に人馴れした個体に育てましょう。
お迎え前の準備
お迎え直後にデグーのストレスを軽減させるために、お迎え前に必要な用品を一式揃えておくことを強くお勧めします。
必要な用品についてはこちらを参照してください。
デグー用のケージは組み立てが必要なものが多く、デグーを連れ帰って来てから組み立てていると時間がかかり、その分のストレスを与えてしまうことになります。
必ず先に必要なものを一式揃えてお迎えするようにしましょう。
用品を揃える為のお勧めは通販です。
ペットショップでは「デグー飼育セット」等というように一式揃えて売っていますが、amazonで一つひとつバラバラに買った方が安いです。
送料を加味してもその方が断然安いです。
amazonで用品を一式バラバラに購入してケージを組み立てステップをセットして、そこまで出来てから生体を選びにお店へ行きましょう。
お迎えが決まったら
懐く個体の選び方はこちらを参考にしてください。
この子だ!と心が決まりペットショップから引き渡されたら、寄り道せずにさっさと家へ帰りましょう。
狭くて暗い箱の中に入れられて何をされるか分からない状態はデグーにとって大変なストレスです。
そのような時間は極力短くする方が良いです。
なるべくデグーの入った箱を揺らさず、大きい音を立てず、すみやかに自宅へ向かいましょう。
自宅へ着いたら
帰宅後、すぐに用意してあるケージの中にデグーを移します。
いきなり手乗りになるような子は少ないので、デグーが入っている箱の蓋を開け、そのままケージの中へ入れておくだけでOKです。
勝手に箱から出て来てくれますし、少しでも自分の匂いが付いたものがあると安心します。
移した後は、なるべく大きい音を立てず、静かな環境に放置しておいてください。
餌と水、牧草をやる以外の世話はしなくて良いです。
まずは、デグーに「ここは安全な場所だ」と認識してもらう必要がありますので、初日から撫でたりコミュニケーションを取ろうとするのは控えてください。
若い個体の場合は特に小さな音にもびっくりして鳴いて走り回ることもありますが、温度や湿度が適切で、水や餌もきちんと与えている場合は勝手に慣れてくれますので大丈夫です。
現に私が飼育しているデグーも最初は小さい音に怯えて小屋から出てこなくなっていましたが、今は隣で髪にドライヤーをかけていても構わずに回し車の上で爆睡しています。
2日目以降
適切な飼育をしているとだんだん慣れてきて、多少の生活音ではびっくりしなくなります。
デグーに落ち着きが見られてきたら、ケージ越しに手からおやつをあげてみましょう。
おやつはエン麦、乾燥野菜、乾燥野草などがおススメです。
この時に、優しく名前を呼んであげましょう。
デグーに「名前を呼ばれるといいことがある」「人間の手はいいことをしてくれる」と、ゆっくりと認識させていきます。
5日目以降
ケージ越しにおやつをあげていると、だんだん学習して手をケージの前に近付けただけで向こうから寄ってくるようになります。
このような状態まで持ってこれたら、次はもう一歩踏み込み、ケージの中でおやつをあげて下さい。
ケージ越しにおやつをあげるのとケージの中でおやつをあげるのとでは、後者の方が「自分のテリトリーに侵入されている」と感じるためハードルが高くなります。
ケージにイージーホーム40ハイなど扉が上下についているものを使用している場合、上の扉からあげるようにしてください。
下の扉を使うとデグーが逃げ出してしまう可能性があります。
呼び戻しが出来るようになっていない時期に逃げられると危険なので、デグーの動きをある程度制御できる上の扉からお世話をしてください。
手から直接食べることにも慣れてきたら、そっと喉元を撫でてみてください。
気持ち良さそうな顔をしなくても、ずっとその場にいて逃げようとしない場合は嫌がっていませんので続けて大丈夫です。
このように少しずつコミュニケーションを取り「この人間はいいことをしてくれるんだ」とゆっくりと相手に学習させていきます。
まとめ
簡単にポイントをまとめると
- ストレスは徹底的に減らせるよう努力する
- 最初数日間は最低限の世話しかせず静かに放置
- 徐々におやつで慣らしていく
ということになります。
また、デグーはかなり個体差が大きいので、ずっと怖がりっぱなしの個体は放置の期間を長めに取るなどして様子を見ながら調整していってください。
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