ハムスターにミルワームは必要か

ハムスターの飼育書を読んでいたり、飼い方を調べていたりすると必ずといっていいほどミルワームのことについて書かれていると思います。
特に虫が嫌いな方は「与えなければいけないのか…?」と思い悩まれることもあるかと思います。

当サイトでは、「与えた方が良い」という見解を取っています。
ミルワームを与えた方が良い理由を解説します。

また、このような記事に辿り着かれる方は虫が苦手という方が多いと思いますので、苦手な方の対処方法もあわせて紹介していきます。

※虫の画像が出てきます。苦手な方は注意して下さい。

ミルワームを与えるメリット

ミルワームのイメージ

ハムスターにミルワームを与えるのは、たくさんのメリットがあります。

ハムスターが懐きやすくなる

ハムスターにとってミルワームはご馳走らしく、定期的に与えていると「人間=美味しいものをくれる人」という認識ができ、ハムスターが懐きやすくなります。
また、「与える際は必ず手のひらに乗せて与えるようにする」と、「手のひらに乗ると良いことがある」と学習し、自ら手に乗ってくるようになる個体もいます。

嗜好性が高くストレス解消になる

ハムスターは野生では、生きた昆虫も食べて生活をしています。
そもそも活餌を与えない方が不自然と言ってしまっても過言ではないのです。

人間も仕事や勉強で疲れている時に高価なレストランで美味しいものを食べるとストレスが解消できますが、ハムスターにも全く同じことが言えます。
人間の感覚では理解できないかもしれませんが、ハムスターにとって生きている虫はご馳走なのです。

体力が落ちた時に回復を早められる

ミルワームは高いカロリーと良質な動物性たんぱく質を有しています。
そのため、闘病中の個体に与えると回復を早めることが出来ます。
また、産後の個体に対しても体力の回復が期待できます。

「どうしても無理」な方は、闘病中や産後の時に再考するというスタイルでも良いかもしれません。
(ただし、健康な個体に与えても毛艶が良くなるというメリットは捨てなければなりませんが)

どうしても苦手な方へ

やはりミルワームは動きも見た目も「ザ・虫」なので、どうしても苦手に感じてしまう方もいらっしゃるかと思います。
それでもハムスターに喜んでもらいたい、という気持ちは捨てられない方は、以下の方法を選択すれば多少は心理的な障壁を解消できます。

ピンセットを使用する

このピンセットは本来は爬虫類の給餌用のものですが、ハムスターに使用しても何ら問題ありません。
お金を掛けたくない方は割り箸で代用も可ですが、こちらは給餌を前提として作られているので非常に使い勝手が良いです。
このピンセットは長い(30cmほど)ので、ミルワームと手の距離が確保できてかなり心理的には楽になります。笑

ミルワームを与える時は必ずこのピンセットから与えるようにすると、ハムスターにピンセットを見せただけで走って寄ってくるようになります。

乾燥ミルワーム

現在、上記のように乾燥されているミルワームも多く売られています。
見た目の「虫感」は否めませんが、死んでいて動くことはないので多少は気持ち的に楽になると思います。笑

ただし、栄養価は生きているミルワームより当然落ちてしまいます。

粉末ミルワーム

最終兵器です。
最早見た目的に何が何なのか分かりません。笑
これならどうしても駄目な方でも抵抗なく与えられるかと思います。

嗜好性・栄養価は当然落ちてしまいますが、与えないよりも与えた方がハムスターは喜んでくれます。

他にハムスターに食べさせても良い虫

前述の通り、ハムスターは野生では生きた昆虫を捕食しています。
よって、与えたら喜ぶはミルワームだけではありません。
ミルワームの代わりにも使える活餌を紹介します。

正直、「こんな餌使うくらいならミルワームのがまだマシだ!」と思われる方は多いと思います……が、一応紹介します。笑

コオロギ


ハムスターはコオロギも食べます。
コオロギは噛み付く力が強く、一度噛まれるとトラウマになってしまったりハムスターにストレスがかかったりするので与える時は必ず頭を千切って与えてください

コオロギに反応しない場合は、頭を千切って口元へそっと持って行って下さい。
体液を舐めることで餌だと認識する場合があります。

また、そのへんで捕まえたコオロギは雑菌にまみれていますので与えないで下さい
きちんと餌用のコオロギを購入するようにしましょう。

ですが、正直コオロギはキープ(生かしておくこと)に手間がかかるのであまりお勧めできる餌ではありません。
もし他の生体のためにコオロギを使っている場合は、ハムスターに与えても大丈夫です。

ハニーワーム


あまり聞きなれない虫かもしれませんが、「ブドウ虫」という名前で釣りの餌用によく使われている虫です。
(釣りの餌用のものは、繭にならないように成長を抑制するホルモンが入っている場合があります。ペットには与えないようにしてください)

ハニーワームはハチノスツヅリガという蛾の幼虫で、主食が蜂蜜のため非常に高栄養の餌です。
その分カロリーも高いですが、闘病中や産後の個体に与えるにはうってつけの餌です。

ただし、ハニーワームはミルワームと違い壁をのぼることができるのでミルワームの飼育環境で飼うとあっという間に脱走されて部屋中にハニーワームがいる事態に陥ります。
飼育の際は必ず密閉できる容器で飼うようにして下さい。

このように、ハニーワームも結構手間がかかる餌なのでハムスターに与える昆虫はミルワームが一般的なのです。

まとめ

餌入れに入ったハムスター
  • ミルワームは与えなくても良いが与えるメリットは大きい
  • 苦手な人には乾燥タイプや粉末タイプがお勧め
  • 他の生体用にコオロギやハニーワームをキープしている場合はハムスターに与えてもOK

正直、私も最初は気持ち悪いと思いましたが今では余裕で素手で触れるようになりました。
ミルワームを与えるメリットは結構大きいですし、ハムスターの喜ぶ姿を見ていると案外大丈夫になったりするので、是非一度試してみて下さい。

 

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