レオパが人工飼料を食べない場合の餌付け方法

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飼育しているレオパがコオロギは食べるのに人工飼料を食べてくれない……という場合に人工飼料に餌付ける方法を紹介します。
必ず食べるようになってくれるわけではありませんが、諦める前に一度試してみてください。

人工飼料に餌付けるやり方

人工飼料に餌付ける、色々なやり方を紹介していきます。

人工飼料にカルシウムパウダーをダスティングする

本来、人工飼料にダスティングは必要ありません
しかし毎回きちんと活き餌にダスティングを行なっている場合、白いものしか餌だと認識しなくなることがあります。
人工飼料は白くありませんので、一度ダスティングを試してみてください。
案外この程度のことで食べてくれる場合があります。

生体の目線より下で与える

生きているコオロギをケージに放した場合を考えてほしいのですが、レオパが捕食する際にコオロギがレオパの目線の上にくることはありません。
よって、自分の目線より高くにあるものは餌ではないという認識が彼らの中には出来ています。
ですので、ピンセットで人工飼料を摘んだら上の方で振るのではなく、床を引きずるようにして動かしてみてください。
これでもかなり反応は良くなります。
ただし、このやり方を試す場合は必ずキッチンペーパーかペットシーツを使用してください。
ソイルなどの上でやると100%誤飲しますので絶対にやらないで下さい。

動かし方のコツ

レオパゲルでしか使えない技ですが、細長く形を整えてワーム系の動きを再現してみて下さい。
レオパゲルは「目の前で揺らす」という与え方が公式で推奨されていますが、実は目の前で揺らすよりも目線より下で這うように動かした方が効果的です。
少し手間とテクニックが要りますが、食いつきはかなり良くなりますので試してみてください。
やはりレオパにはハニーワームやミルワームのような動き方が一番食欲をそそるようです。

器具に頼る

やはり「レオパを人工飼料に餌付かせるための商品」というのは需要が一定以上あるためか、そんな課題を解決してくれる商品も存在します。

本商品は「ヴィヴィケーター」と言い、バイブレーション機能が搭載された餌皿です。
餌皿を振動させることによって人工飼料が活餌のような動き方をし、生体の食欲を煽ります。
ON/OFFはリモコンで遠隔操作できるため、生体を驚かせたりすることはありません。

それでも食べない場合

上記を全て試しても食べない場合は、まずは人工飼料そのものに慣らすことから行います。
コオロギを与える際に人工飼料を塗布して、コオロギと一緒に人工飼料を与えます。
こうすることで、レオパに人工飼料の味を覚えさせ、慣れてもらいます。
暫くこの与え方を繰り返し、慣れてきたと思ったところで上記のやり方を試してみてください。

人工飼料で飼育したい場合

人工飼料で飼育したい場合は、一番良いのは人工飼料を使用してレオパを育てているブリーダーや人工飼料を使用して飼育しているペットショップから生体を買うことです。
やはり幼い頃から人工飼料に慣れている個体の方が、大人になっても人工飼料に餌付きやすくなる傾向はあります。
人工飼料メインで育てたい場合は必ず店員さんやブリーダーさんに「人工飼料を食べますか?」と質問してください。
最近は生体が入っているケージに「レオパゲル食べてます」というシールが貼られていたりします。

人工飼料のみで飼育することの難しさ

レオパを飼いたいなら、人工飼料だけで絶対に大丈夫だとは思わない方が良いと思います。
確かに人工飼料は開発までに何年もかけられ、栄養バランスがかなりきっちりと計算されて理想的な餌となることは間違いありません。
しかし、やはり野生化では元々生きた昆虫などを捕食していた生き物なのです。
今まで人工飼料を食べていても前触れなく食べなくなることも普通に考えられます。
そのような場合には、活き餌を使う覚悟はしておいて下さい。
稀に活き餌よりも人工飼料を好む個体もいますがそのような個体は本当に稀有です。
多くの個体は逃げる活き餌を追いかけ回して捕食することが楽しいと感じています。
人工飼料は優れた餌ですが、レオパを飼育する上では活き餌が必要になる可能性もあることを十分に理解しておいてください

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