フトアゴヒゲトカゲの飼い方

超優秀で超人気なペットリザード、フトアゴヒゲトカゲの飼い方を紹介します!
一見恐そうな見た目に見えるかもしれませんが、性格は温和で飼いやすいトカゲです。

予備知識

フトアゴヒゲトカゲ
爬虫綱
有鱗目
亜目 トカゲ亜目
下目 イグアナ下目
アガマ科
アゴヒゲトカゲ属

「フトアゴ」の略称で親しまれる本種は、人慣れすることで知られ、人気が高い種類です。
餌用のコオロギをダスティングしている姿を見ると勝手にケージの中で餌スタンバイモードになったり、飼い主が帰ってくると帰ってきたことを把握して餌くれアピールをしたり、とても賢くてよく人に慣れます。
しかも慣らしてやるために何かをする必要はなく、適切な環境で飼育してさえいれば勝手に慣れてくれる個体が多いです。

確率は非常に低いですが、名前を呼んだら反応して寄ってきてくれる個体まで出てきているようです。

価格は1万円から5万円程度で、他の爬虫類同様アダルトよりベビーの方が安いです。
一番人気の赤色を始め、白や黄色、オレンジなど色々なモルフがいます。
最近では「ジェネティックストライプ」という、縦線の模様が入るモルフが作出されて話題を呼んでいます。

寿命はだいたい7年前後です。

必要なもの

フトアゴを飼う際には、揃えなければいけない器具が多いので結構お金がかかります
だいたい器具だけ(生体抜き)で5万円程度は見ておいて下さい。
必要なものは以下です。

  • ケージ
  • バスキングライト
  • バスキングストーン
  • 水入れ
  • 床材

ケージ


幅は90cm以上、奥行きは50cm以上のもの選びましょう。
幅が120cm以上あればなお良いです。
ただしベビーから飼う場合、バスキングさえ出来ればしばらくは空いたプラケースなどで飼育可能です。
ただし、温度を上手く調節しないとプラケースが溶けますので注意してください。

バスキングライト

フトアゴはレオパ等とは違い、バスキング無しでビタミンD3を生成することができません。
バスキングライトは必ずケージの中へ設置しましょう。
上記で紹介しているパワーサンは、熱と紫外線を同時に照射してくれるのでこれ1つで済みます。
ケージとの距離を調整し、生体の様子を観察しながら適切な温度を保てるようにして下さい。
生体がバスキングライト直下にずっといるようでは温度が低すぎます。

バスキングストーン


「あったほうがいい」とする考え方もありますが、必須だと考えた方が良いです。
バスキングストーンはバスキングライトの下に置くものですが、これを置くことにより上からのみならず下からも保温を行えるようになるので、バスキングそのものの効率を上げることができます
また、立体活動の場になるというメリットもあります。
流木などを入れても好んで登ります。

水入れ


簡単にひっくり返されないものを選びましょう。
バスキングライト直下に置くと水分の蒸発が早くなるので、そこからは外して設置しましょう。

床材


フトアゴの飼育ではペットシーツが一般的に使用されています。
誤飲を起こさない上にケージのメンテナンスが楽というメリットがあるので、迷ったらペットシーツを選びましょう。

餌について

フトアゴヒゲトカゲの給餌イメージフトアゴは昆虫食寄りの草食です。
小さい頃はほぼ昆虫食ですが、成長に従って野菜も食べるようになります。
以下を参考にして餌を与えて下さい。

~20cm 給餌頻度:毎日
グラブパイやフトアゴゲル等の人工飼料、コオロギをメインで与える
~30cm 給餌頻度:毎日
人工飼料やコオロギに加えて野菜も与える
~45cm 給餌頻度:1日おき
フトアゴドライ等のペレットタイプの人工飼料をメインにして野菜も与える
46cm~ 給餌頻度:週3回程度
上記に加え、更に野菜の量を増やす

野菜について

緑黄色野菜を中心に与えます。
ネギ、玉ねぎ、アボカド、にんにく、にら等は与えてはいけません。
あまり大きすぎるものを与えると噛み切れずに消化不良を起こすので、必ず小さく切って与えて下さい。

フトアゴは果物も好きでバナナやイチゴなども喜んで食べます。
与えすぎると野菜を食べなくなるので、たまにおやつとして与える程度にして下さい。

人工飼料について

「レオパゲル」と同じメーカーのキョーリンから、「フトアゴゲル」「フトアゴドライ」の発売がされました!
レオパとは違い、フトアゴはほぼ全ての個体が人工飼料に餌付きます。

ゲルタイプはベビーの飼育にお勧めです。
特に目の前で振ってやる必要もなく、慣れた個体だと直接チューブから食べたりします。

成体にはフトアゴドライ等のペレットタイプを与えましょう。
きちんと栄養バランスを考えて設計がされているため、かなり楽に飼育できます。

まとめ

リラックス中のフトアゴヒゲトカゲ飼育のコツをまとめます。

  • 90cm以上の幅のケージで飼育する
  • バスキングスポットをつくる(「熱」と「紫外線」の両方を照射すること)
  • 小さい頃は昆虫や人工飼料メイン、大きくなってきたら野菜も与える

フトアゴヒゲトカゲは入手も容易(取り扱っている店舗が多い)な上、モルフもある程度豊富で選ぶ楽しみもある魅力的な爬虫類です。
是非楽しく飼育して下さい!

 

関連書籍

「フトアゴヒゲトカゲと暮らす本」という書籍がお勧めです。
詳しく飼い方を解説されています。