孵化したコオロギの育て方

孵化したコオロギの育て方を紹介します。
まず産卵をさせたい方はこちらの記事からどうぞ!

孵化の目安

孵化する前の卵はだんだん黒っぽくなってきますので、黒くなってきたらチャック付きの袋から出してプラケに置いておきます。
産卵床が乾かないよう適宜霧吹きで水分補給して下さい。

孵化後

コオロギは不完全変態昆虫ですので、最初から親と同じ姿で生まれてきます。
脱皮をして大きくなっていきますが、蛹になることはありません。
(ちなみに、不完全変態昆虫よりも完全変態昆虫の方が後に出てきた生き物です)
孵化後のコオロギは透明のような色をしていますが、しばらく経つと成虫と同じ色になります。
やがて餌や水を探して動き回り始めますので、餌と水を用意しておきましょう。
初令のコオロギは本当に非力で、水一滴あれば簡単に溺死します。
水を与える際はティッシュに染み込ませて与えましょう。
ある程度大きくなると昆虫ゼリーも喜んで食べますが、初令のコオロギに与えてしまうとゼリーの水分に足をとられて溺死しますので与えないでください。
私もレオパの食べ残したレオパゲルを与えたことがありますが同じように溺死してしまいましたので小さいうちは与えないように気をつけてください。

世話の仕方

初令のコオロギはピンセットで掴むと簡単に潰れて死にます。
それくらい繊細で力がありませんので、最初から移さなくても良いケージ内で孵化させるのが良いと思います。
初令のコオロギは餌や水が足りている限り共食いはしませんので、卵パックや新聞紙などの隠れ家は入れる必要はありません。
水と餌を切らさないように注意し、成虫と同じように蒸れることのないように気をつけて飼育してください。
餌は成虫と同じく、動物性たんぱく質と植物性たんぱく質をバランスよく与えて育ててください。

ある程度育ったら

ピンセットで摘んでも大丈夫な大きさになったら、隠れ家のあるケースへ移動させましょう。
初令のコオロギがまだいる場合は食べられてしまいますので、この頃にはケースを分けるようにしましょう。
コオロギはサイズの違う個体同士を同じケースで飼うことは基本的に問題ないですが、初令から4-5令くらいまではそのサイズしかいないところで育ててください。

卵が孵化しない時は

卵が孵化せずお困りの場合は、以下を確認してみて下さい。

温度はどのくらいか?

コオロギの卵は低めの温度だと孵化が遅くなります。
特に冬場では、暖房を28度に設定していても部屋の温度は20度までしか上がらないというようなことがよくあります。
基本的に春秋の温度なら2週間くらいで孵化しますが、冬場であれば1ヶ月は様子を見ましょう。
孵化を早めたい場合は余った爬虫類用の底面ヒーターを敷いておくのも良いです。

卵が死んでいる

それでも孵化しなければ、卵が死んでいる可能性があります。
卵は初令のコオロギよりも強く、多少の乾燥や多湿には耐えますが、卵全体が水に浸かるほど濡らしていると溺死してしまいます。
産卵床は「湿っている」程度にしましょう。

孵化率が低い時は

卵は孵るけど、卵に対して幼虫の数が少なすぎる……という場合は以下を確認してみて下さい。

温度と湿度は適切か

温度が低いと孵化率が落ちます。
コオロギの適温に保つには夏は楽ですが冬が苦戦すると思います。
底面ヒーターを使うなどして上手く保温しましょう。
また乾きすぎ、湿りすぎでも孵化率が落ちます。

血統の問題

上手くサイクルが回るようになるとずっと同じ血統で繁殖を続けると思いますが、やはりだんだん孵化率が落ちて来ます。
血統の問題の場合は別の血統の種親を使うことで解決できます。
種親を交換してくれる友達がいると安上がりで手っ取り早いです。
いなければ最初に種親を買ったペットショップとは別のお店で種親を買って来ましょう。
近くにペットショップがないという方は活き餌を通信販売しているサイトがあるので積極的に利用しましょう。

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