大人気ペット「ジャンガリアンハムスター」の種類(毛色)を紹介していきます。
ジャンガリアンハムスターには以下の4種類の毛色が存在します。
- ノーマル(茶色)
- ブルーサファイア(青)
- パールホワイト(白)
- プティング(黄色)
以下より、詳しく解説していきます。
ジャンガリアンハムスターの種類
4種類について、写真とともに解説していきます。
※参考までに価格を掲載していますが、実際の価格は入荷状況や需要の状況など、様々な要因で日々変動しています。
あくまでここに掲載されている価格は、「目安の一つ」とお考えください。
ノーマル

参考価格:500円~1000円前後
野生のままの色がこちらの色です。
茶色いっぽい色ですがあまりネズミ感はなく、可愛らしい感じになります。
背中に一本黒い線が入っていると思いますが、これがジャンガリアンハムスターの大きな特徴です。
ブルーサファイア

参考価格:1000円~2000円前後
「サファイアブルー」と呼ばれたりもします。
ノーマルカラーに比べて、青みがかかったようなグレーの色になります。
「サファイア」という名前を冠しているだけあり、とても美しい青い毛色です。
ブルーサファイアは劣性遺伝することで知られていますが、ブルーサファイアのホモ接合体同士を掛けると遺伝子疾患が出やすく、推奨されていません。
自家繁殖でブルーサファイアを出したい場合は(確率は25%になってしまいますが)ノーマルとブルーサファイアのヘテロ接合体同士の個体を掛けるやり方が正解です。
パールホワイト

参考価格:2000円前後
大人気の白いカラーです。
背中のラインが残っているものを「パールホワイト」、完全にラインが消失して真っ白なものを「スノーホワイト」と呼び分ける場合もあります。
ジャンガリアンは冬に白色になる個体もいるので、真っ白な個体を購入しても飼育途中でラインが出てきた、という場合もあります。
白い色は日本人に受け入れられやすいらしく、根強い人気があるカラーです。
パールホワイト同士・スノーホワイト同士・パールホワイトとスノーホワイトの交配は致死性がありますので避けましょう。
プティング

参考価格:2000円~3000円前後
その名の通りプリンのような可愛らしいカラーで、特に女性に人気があります。
プティングの個体はほぼ全個体が、幼体から成体へ成長するにつれて色が変わります。
幼体の方が鮮やかな黄色の個体が多いです。
成長に伴い黒っぽく変化したり白っぽく変化したり、多かれ少なかれ元の色とは変わる場合がほとんどです。
ペットショップで売られている際に黒い毛が混ざっている個体は将来的に色が黒くなり、白い毛が混ざっている個体は将来的に色が白くなります。
黒や白の毛が混ざっていない個体でも、しばらく飼育していると段々と違う色の毛が混ざってきて色が変わっていきます。
将来色が大きく変わることが心配なら、ある程度育った個体を購入すると良いと思います。
このように、成長するにつれて多少黒い毛が混ざったりします。
白く変化する場合もあります。
上の写真の個体も、かなり黒く毛色が変化していますがプティングのジャンガリアンです。
個体によってはここまで色が変わる場合もあります。
プティングの色の変化のパターンについては以下の記事にまとめています。
また、プティングカラーの個体は肥満遺伝子を持っており、他の種類と比べて肥満になりやすいです。
プティングのジャンガリアンを飼育する場合は餌の量をきっちりと管理し、肥満にならないように飼育することを心掛けて下さい。
プティング同士の交配も致死性がありますので避けましょう。
パールホワイトとプティングの交配は致死性は発現しませんので大丈夫です。
その他について
長毛のジャンガリアンハムスター
現状、長毛(ロングコート)のジャンガリアンハムスターは存在していません。
ハムスターに限らず長毛種は大変愛らしいのですが、残念ながらジャンガリアンには長い毛を持つ個体は現在存在しません。
ロングコートの個体を飼育したい場合はゴールデンハムスターを選びましょう。
ジャンガリアンハムスターの目の色
ジャンガリアンハムスターの目の色は黒しか存在しません。
しかしペットショップへ行くと、赤い目(ルビーアイ)の個体がジャンガリアンハムスターとして販売されている場合があります。
そのような場合、どこかでキャンベルハムスターとの交雑が起こったか、キャンベルハムスターをジャンガリアンハムスターと偽って(または間違えて)販売しています。
以下は蛇足なので暇な方だけ読んで下さい。
ジャンガリアンハムスターとキャンベルハムスターは別種とする説が強いですが、近縁種であることは確かなため交雑が起こりえてしまいます。
このような個体をハイブリッドと呼びます(雑種とは異なります)。
同種を掛けた場合は雑種、異種を掛けた場合はハイブリッドという扱いです。
(ポメラニアンとチワワを掛けた場合はハイブリッドではなく雑種と呼ばれますが、これは両方とも「犬」であるからです)
ハイブリッドの個体を生みだすことは「遺伝子汚染」とされ、ブリーダーの間では強くタブー視されています。
ハムスターの他にも、「ヤエザクラインコ」(コザクラインコとボタンインコの掛け合わせ)等が有名なハイブリッドです。
まとめ
ジャンガリアンハムスターの種類は「ノーマル」「ブルーサファイア」「パールホワイト」「プティング」の4種類があります。
選ぶ楽しみも十分だと思いますので、お気に入りの個体を探してみて下さい!
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